お金問題②学費、いくらかかる?

3人目の壁

前回の記事にて、子どもたちの教育費や生活費をどこまで負担するつもりなのか明確にしました。

今回は、それぞれの進路においてどれくらいの学費がかかるのか、調べていきたいと思います。

なお、今回の「学費」には授業料や入学金、給食費などの学校で必要となる金額を計算しており、学校外での活動、習い事や一人暮らしの費用などは含めません

前回のおさらい

現時点で私たち夫婦の考える子どもたちの進路は下記のとおりです。

国公立私立どちらでも
保育園
小学校
中学校
高校
大学

※中学受験はおそらくしないとは思いますが、可能性が0ではないので「どちらでも」にしております。

平均的な学費の算出

今回、

  • 文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査の結果」
  • 文部科学省の「令和3年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」
  • 文部科学省の定める国立大学の授業料、入学金の標準額(2025年現在)

以上、3つのデータを基に平均的な学費を算出したいと思います。

なお、文部科学省が「大学卒業までにかかる教育費」を算出していますが、「学校外活動費」が含まれていたり、平成22年度のデータを基に作成されているため、こちらは使用しません。

高校まで

(単位:万円)公立私立費用差
幼稚園(3年)25.456.931.5
小学校(6年)72.1664.6592.5
中学校(3年)55.9341.2285.3
高校(3年)105.4229.9124.5

(出典:令和5年度子供の学習費調査の結果について 表1 学校種別の学習費総額)

※「学習費総額」から「学校外活動費」を差し引いた金額を、在校年数分かけて算出しました。

※「学校外活動費」については、どの習い事をさせるかによって、かなり費用が変わってきますので、除きました。

※百の位で四捨五入しています。

小学校では私立は公立の約9倍!!私立小学校に通わせているご家庭の財力が、ひしひしと感じられます。

中学受験も視野に入れる方が増えてきているかと思いますが、中学を私立で行かせた場合、必然的に高校も私立になるかと思います。その場合、公立に行かせた場合よりも合計で409.8万円も高くなります。

ただ、その409.8万円を払うことにより、頭のいい国立大学に行かせることができるようになるならば、考え物ですね…。

大学

(単位:万円)国立大学私立大学
文系(4年)242.5407.9165.4
理系(4年)242.5551.2308.7
医歯系(6年)351.32,396.22044.9

(出典:(資料1) 令和3年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について Ⅱ 調査結果(授業料、入学料及び施設設備費の状況) 学部系統別授業料)

※施設設備費については、国立大学は授業料に含まれていることがほとんどのため、含めていません。私立大学は上記出典の「施設設備費」が在校年数分かかるものとして算出しています。

※百の位で四捨五入しています。

※薬学部について、医・歯学部より学費が安い傾向があるため割愛します。

※公立大学について、学費は一般的に国立大学より高く、私立大学より安いため割愛します。

うちの子たちはおそらく医歯系は関係ないのですが、一応参考程度に載せておきました。

国立大学って、文理関係なく授業料って一緒なんですね!今回調べてみて、初めて知りました;

実際いくらになる?

上記の学費データを使用して、それぞれの進路で一人当たりいくらかかるのか見ていきたいと思います。

(最安)すべて国公立

25.4 + 72.1 + 55.9 + 105.4 + 242.5 = 501.3 万円

高校だけ私立

25.4 + 72.1 + 55.9 + 229.9 + 242.5 = 625.8 万円

大学だけ私立

(文系)25.4 + 72.1 + 55.9 + 105.4 + 407.9 = 666.7 万円

(理系)25.4 + 72.1 + 55.9 + 105.4 + 551.2 = 810 万円

中学、高校が私立

25.4 + 72.1 + 341.2 + 229.9 + 242.5 = 911.1 万円

(最高値)高校、大学が私立

(文系)25.4 + 72.1 + 55.9 + 229.9 + 407.9 = 791.2 万円

(理系)25.4 + 72.1 + 55.9 + 229.9 + 551.2 = 934.5 万円

中学、高校、大学が私立の場合はあまり考えられないので、割愛します。

わが家の考える進路の場合、学費は一人当たり、約502~935万円必要なことがわかりました。平均すると一人当たり約750万円

つまり長男次男を大学まで行かせようと思うと、約1,500万円必要ということになります。

これにさらに、3人目も大学に行かせようと思うと…、約2,250万円!!

しかも、これ”学費だけで”ですよ…。

高校、大学無償化や給食費無償化で負担軽減?

今年度、2025年4月から、年間11万8800円の就学支援金が所得制限なくもらえるようになります。また2026年度以降、私立高校の授業料の実質無償化も実現するかもしれません。

また、給食費の無償化も実現の可能性が出てきています。

さらに、子どもを3人以上扶養している場合には、大学無償化制度も使うことができます。

今後ますます少子化が進んでいくことになるかと思いますので、さらなる子育て世帯のための政策も期待されます。

ですが、この物価上昇が続く世の中では、このような政策による給付や補助も霞んでいくように思えてきます。政府に頼りすぎず、自分たちでもお金の管理をきちんとしなければなりませんね。

まとめ

今回計算したのは、何度も言いますが、教育費の中でも学校にかかる費用のみです。恐ろしいことに、塾などの習い事の費用が含まれておりません。

次回以降、いつ頃からどのような習い事をさせるのか、どれくらいの費用がかかるのか、一人暮らしをさせる場合どれくらいの費用がかかるのかなどを考えていきたいと思います。

引き続きよろしくお願いします!

それでは、シーユーバイバイ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました