「お金問題①〜⑤」では、教育費・習い事・大学生活・支援制度など、子どもにかかるお金を整理してきました。
今回はその締めくくりとして、学校外の生活費(衣食住など)+シリーズ全体の総まとめをお届けします。
💡「生活費」についての前提
この記事で扱う「生活費」は、衣類・食費・医療・通信・お小遣い・お祝い・レジャーなど、学校以外の家庭支出を指します。
学校関連費(授業料・教材費・給食費・塾など)は、すでにお金問題②〜④で「学費」として計算済みです。
👨👩👦👦 年齢別「学校外の生活費」目安(わが家モデル・上限値ベース)
※本記事で示した金額は、各種公的データおよび民間調査をもとに筆者(共働き家庭)が再構成した概算です。
実際の金額は地域・物価・家庭方針によって前後する可能性があります。
| 年齢 区分 | 👕 衣類 | 🍚 食費 | 🧺 生活用品 | 🩺 医療 | 📱 通信 | 💰 お小遣い | 🎁 お祝い | 🎡 レジャー | 💵 年間合計(上限) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 未就学児(0〜5歳) | 5万円 | 25万円 | 4万円 | 1万円 | 0円 | 0円 | 1万円 | 5万円 | 約41万円 |
| 小学1〜6年生 | 6万円 | 30万円 | 3万円 | 1万円 | 1万円 | 2万円 | 2万円 | 5万円 | 約50万円 |
| 中学1〜3年生 | 10万円 | 45万円 | 4万円 | 1万円 | 5万円 | 3万円 | 3万円 | 3万円 | 約74万円 |
| 高校1〜3年生 | 12万円 | 50万円 | 4万円 | 1万円 | 5万円 | 6万円 | 4万円 | 3万円 | 約85万円 |
※数値は生活実感に基づく上限モデルであり、節約を意識すれば実際の支出はこれより抑えられる可能性があります。
📚 出典一覧
【数値参照元】
• 🍚 食費:総務省「家計調査(2023年)」
• 🧺 生活用品:総務省「家計調査」家具・家事用品支出
• 🩺 医療:こども家庭庁「こどもに係る医療費の助成についての調査(令和6年度)」
• 📱 通信:MMD研究所「子どものスマートフォン利用に関する調査(2024)」
• 🎁 お祝い:楽天インサイト「クリスマスに関する調査結果(2024)」
【参考資料(考え方・傾向を補完)】
• 💰 お小遣い:リセマム「小中学生のおこづかい実態調査(2025)」 /
PR TIMES「高校生のお小遣い実態調査(2025)」
• 💡 教育・生活全般:ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学び調査」
• 🏠 家計・暮らし:マイナビ子育て「子どものマネー教育」
• 👕 衣類:バンダイ「こどもアンケートレポート」 /
東京都足立区「区立中学校 制服価格一覧」
• 🎡 レジャー:暮らしのお金.com「子育て世代のレジャー費用はいくら?」 /
ニチデン「子育て中のレジャー費用はどのぐらい?」※いずれも「子育て世帯全体の年間レジャー費用(約7〜9万円)」を参考に、子ども1人あたりへ按分した目安を用いています。
※本データは特定の企業やサービスを宣伝するものではなく、一般的な家計試算の参考値として掲載しています。

💵 学年帯ごとの「学校外の生活費」合計(わが家モデル/高い方で算出)
※この表は、総務省「家計調査」やベネッセ教育総合研究所などの公的データを参考に、筆者(共働き家庭)の実感をもとに算出した「学校外の生活費」モデルです。
教育費(授業料・塾・習い事など)は含めず、衣類・食費・医療・通信・お小遣い・お祝いといった日常支出のみを集計しています。
また、金額は「高い方(ゆとりある見積もり)」で計算しており、地域・物価・家庭方針によって実際の金額は前後します。
目安としては、「どんなに節約しても避けられない生活コスト」を把握するための試算。
子どもを何人育てられるか、家計や将来設計を考える際の参考にしていただければと思います。
| 学年帯 | 年間合計 | 合計 (期間中) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 未就学(0~5歳) | 41万円 | 246万円 | 食費・衣類・お祝いが中心。医療助成で自己負担軽め。 |
| 小学校(1~6年) | 50万円 | 300万円 | 給食ありで安定期。通信費・お小遣い少しずつ増加。 |
| 中学校(1~3年) | 74万円 | 222万円 | 部活・スマホ導入期で支出上昇。 |
| 高校(1~3年) | 85万円 | 255万円 | 外食・通学・おしゃれ・お祝い費がピーク。 |
| 合計(幼~高) | ― | 1023万円 | 高校卒業までの「学校外の生活費」総額目安。 |

🎓 大学生の生活費(学校外)|自宅通学の試算
高校生よりも自由度が上がり、アルバイト収入を服・交際費・外食などにあてるケースが多くなります。
家賃・光熱費は引き続き親の負担が大きい一方で、支出はやや抑えめです。
| 費目 | 年間金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 👕衣類 | 10万円 | 私服中心、アルバイト収入も充当 |
| 🍚食費 | 50万円 | 自宅で朝夕+昼は学食・外食 |
| 🧺生活用品 | 4万円 | 日用品・消耗品 |
| 🩺医療 | 2万円 | 定期検診・薬代など |
| 📱通信 | 5万円 | スマホ(月0.4万円×12か月) |
| 💰お小遣い | 12万円 | 交際費・趣味費など |
| 🎁お祝い | 5万円 | 年間行事 |
| 🎡レジャー | 2万円 | 旅行・イベントなど |
| 年間合計 | 90万円 | — |
4年間合計:90万円 × 4年 = 約360万円
🏠 一人暮らしをした場合の生活費(大学4年間)
| 地域 | 年間 | 4年間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 東京(23区内) | 約165万円 | 約660〜700万円 | 家賃・光熱費・初期費用込み |
| 地方都市 | 約140万円 | 約560万円 | 家賃が低め |
💰 学校外の生活費(大学含む)合計
| 区分 | 構成 | 合計 |
|---|---|---|
| 下限(自宅通学) | 幼〜高 1,023万円+大学 360万円 | 約1,383万円 |
| 上限(東京一人暮らし) | 幼〜高 1,023万円+大学 700万円 | 約1,723万円 |

💰 子ども1人あたりの総額(支援前)
| 区分 | 下限(公立中心) | 上限(私立+東京一人暮らし) |
|---|---|---|
| 学費(授業料・教材・給食など) | 約501万円 | 約934万円 |
| 習い事・塾(学校外教育) | 約226万円 | 約300万円 |
| 生活費(衣食住・医療・大学生活) | 約1,383万円 | 約1,723万円 |
| 合計 | 約2,110万円 | 約2,957万円 |
👨👩👦👦 2人育児と3人育児の比較(わが家の試算)
| 家族構成 | 下限(公立中心) | 上限(私立+東京一人暮らし) |
|---|---|---|
| 2人育児 | 約4,220万円 | 約5,914万円 |
| 3人育児 | 約6,330万円 | 約8,871万円 |
🧾 支援を差し引いた実質負担(お金問題⑤より)
| 家族構成 | 下限(公立中心) | 上限(私立+東京一人暮らし) |
|---|---|---|
| 2人育児 | 約2,544万円 | 約4,238万円 |
| 3人育児 | 約3,066万円 | 約5,607万円 |
| 差額(3人−2人) | +約522万円 | +約1,369万円 |
👶 1人あたりに換算すると(実質負担ベース)
※本記事で紹介している金額は、各種統計データと筆者自身の家計シミュレーションをもとに作成した概算です。
支出の傾向を「見える化」することを目的としており、実際の金額は居住地・進路・ライフスタイルにより変動します。
| 育児人数 | 下限(公立中心) | 上限(私立+東京一人暮らし) |
|---|---|---|
| 2人育児 | 約1,272万円 | 約2,119万円 |
| 3人育児 | 約1,022万円 | 約1,869万円 |

まとめ|本当に「子ども1人=3,000万円」なのか?
「子ども1人に3,000万円かかる」とよく言われますが、実際にはどんな進路を選び、どんな暮らし方をするかで大きく変わります。
わが家では、教育費・習い事・生活費・大学費用・支援金をすべて整理し、「現実的にいくら必要なのか」を数字で確かめてきました。
公立・自宅通学なら約1,000〜2,000万円前後、
私立・東京一人暮らしを前提にすると約2,500〜3,000万円前後。
つまり「3,000万円」というのは“上限ライン”としては妥当。
実際に必要な金額は、家庭の選択と支援活用次第で大きく変わります。
漠然とした不安を“見える数字”に置き換えることで、
「どうすれば実現できるか」を具体的に考えられるようになる——
それが、このシリーズのゴールでした。
ここまで読んでくださった方は、ぜひシリーズ①〜⑤も合わせてチェックしてみてください👇





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